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IKEA PS新作コレクション 発表会レポート

[ IKEA PS: IKEAからの"追伸" ]

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7月1日、3年ぶりとなる「IKEA PS」新作コレクションが発表されました。さて、"PS"とは何のことでしょう?

実は、みなさまお馴染みのあの言葉、"追伸"を意味しています。
そこには、既存商品群に加え最先端のデザインを持ったアイテムを"追伸"しよう、というIKEAの思いが込められているのです。

今回の発表会にあわせて、スウェーデンから2人のゲストが来日しました。1人は商品開発責任者であるヨハン・エジュデモさん。もう1人はデザイナーのマーカス・アルヴォネンさん。この2人が、新作コレクションについての興味深い"ストーリー"を話してくれました。

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[ "終わりなきデザインストーリー" ]

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「今回のコレクションを展開するにあたり、まず今の時代について考えてみました。」 商品開発責任者のヨハンさんは、今回のコンセプトについてこう語り始めました。

「現代は、一年前のものがあっという間に時代遅れになってしまう、そんな時代です。そのような時に求められていることは何だろうか。

その問いに対し、私自身が出した答えは:"日常生活を見直し、これまでも、そしてこれからも普遍的に親しまれるものを見つけること"でした。」

「末永く愛されるものをつくる。そのためには、まず過去のストーリーから学ばなければなりません。この時代に至るまで、ずっと愛され続けているものは何か、と。」

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[ 近未来のクラシック ]

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その疑問の中から彼が見つけ出したのは、いつの時代も変わらない、"素材自身が持つ美しさ"でした。
彼はそれぞれの素材を活かしたアイテム展開を今回のメインコンセプトとすることに。そしてそれをベースに、IKEA PSコレクションのメインテーマである最先端のデザインを追求していきます。

「そのコンセプトを一言で表すと、《 近未来のクラシック 》、といったところでしょうか。素材や構造はクラシックなものですが、そこから表現されるものはとても近未来的なのです。」

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[ 日常生活から見つけ出したデザイン ]

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そんなヨハンさんからブリーフィングを受け、実際に商品をデザインしたのがマーカスさんです。今回のコレクションには20組のデザイナーが参加していますが、彼は今回の新作コレクションのアイコンプロダクトであるIKEA PS MASKROSをデザインしました。

「まずヨハンから言われたのが、"スウェーデンの伝統・文化・生活に目を向けること"でした。それで、その中から今回のコレクションのためのインスピレーションを得ようと。」

彼は開発ストーリーを軽妙に語り続けます。
「あれは3年ほど前でしょうか、ある日のこと、私はエルムフルト(スウェーデン)近郊にある湖の畔を、ガールフレンドと散歩していました。そこで私はふとあるものを見つけたのです。」

「そこに何気なく生えていたのはもう綿毛になったタンポポでした。」 そう言いながら、彼はステージの後ろに彼自身がその時携帯電話のカメラで写したというタンポポを映し出します。

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「こんなに日常に溶け込んでいるのに、なんと抽象的で、儚いかたちをしているのだろう。私はそのとき、なんとかこのかたちをプロダクトで表現できないかと考えたのです。」

何かを生み出す時に苦労はつきもの。彼の場合も例外ではありません。

「最初のプロトタイプは、組み上げるのに10時間かかるような物でした。これではカスタマーに満足してもらえない。そこからはひたすら試行錯誤です。この大きな球形の物体を、いかにばらばらにするか。そこに集中しました。

その結果、これから販売されるプロダクションモデルはおよそ45分で組み立てられるまでになったのです。」

Marcus3_2 「繊細な形のデザインではありますが、プロダクト自体はとても丈夫です。それは製品の安全を確保するIKEA内基準を満たさなければならないためです。

その他にも様々な基準があり、それらを全てクリアしてはじめて生産可能となります。ちなみに、これをフラットパックにしたことにより、組みあがった商品1個分の容積で10箱を運ぶことができるんですよ。」

彼は、やっとの思いで生まれた可愛いわが子を抱きかかえるように、箱を持ち上げながら説明してくれました。

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[ 機能としての照明の、その次のストーリー ]

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会場から質問が飛びます。「この照明は、どのようなシーンでの使用を想定しているのでしょう?」

彼の答えはこのようなものでした。「これは、たとえばこの明かりで本を読むというような、照明としての"機能"を目的に使用されるものではありません。この照明があるお部屋の雰囲気を楽しんでください。この照明がつくり出す美しい影が、お部屋のムードをより魅力的なものにするでしょう。」

確かに、この形に戸惑うのも無理はありません。実のところ、日本人スタッフである私も最初はその使用シーンがイメージできませんでした。

しかし、会場にいくつも吊るされていたこの照明が、素敵な雰囲気を作り出していたのは事実。機能としての照明が、デザインの力により、その次の段階へと昇華したのかもしれません。

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[ 9月、あなたのストーリーへ ]

この新作コレクションをお求めいただけるのは9月になってから。どうぞ楽しみにしていてください。きっと長い間、あなたのストーリーの傍らにいる存在となるはずです。

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(▽その他の写真はこちらから)

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