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3月24日、家具デザイナーの中村さんが北海道からIKEA船橋へお越しになりました。
中村さんは1973年から6年間、日本人最初のIKEA専属デザイナーとしてスウェーデンで多くの商品を開発し、30年ベストセラー商品のアームチェア‘POÅNG/ポエング’の生みの親、そしてKLIPPAN/クリッパンの原型も手がけた人なのです。
私たちスタッフにとって尊敬すべき憧れのデザイナーさんです。
オープン以来3回めの来店POÅNG/ポエングたちと久々の再会をして、その成長ぶりを確認していただきました。
進化したPOÅNG/ポエングたちの感触は?
「僕が椅子作りでこだわるのはComfortable(快適さ)。 POÅNG/ポエングは、おばあちゃんが揺り椅子に座っているイメージ、触ると気持ちよくてスウィングしてる感じがいい、自分も30年使いましたよ」と、その品質に改めてご満悦。
「幼少時、隣の家が鍛冶屋をしていてね、真っ赤な鉄の塊と槌音が身近にある中で成長しました。それでものづくりのおもしろさを知ったと思います。
意匠(いしょう=今ではふつうに使われるデザインという言葉ですが当時は意匠と呼ばれていました)の勉強をしていて、当時流行していた海外の黒の革イスでかっこいいのがあってね、120kgの人でも僕みたいな小柄のタイプでも同じように座れる椅子でね、それでスウェーデンへ行っても大丈夫、やっていけると確信して飛び出しちゃった」
正直お会いするまでは気難しい職人気質な人をイメージしておりましたが、
当時の思い出を語る中村さんは本当に愛嬌たっぷり、謙虚なお人柄です。
たまたまPOÅNG/ポエングを購入されたお客さまと遭遇し、
深々と頭を垂れ「毎度ありがとうございまーす」と気持ちよくご挨拶されたり
して、周りの雰囲気を一気に暖かくしてくれました。
入社した1973年、所属した開発部デザイン課のメンバーはボスを含めてたったの5人、外国人は中村さんとチェコの男性2人だけ。
「とにかくノックダウン(低価格で組み立て式)しろ」という会社からの指令をうけ個性あふれるメンバーは、次々に多くのデザインを生み出していきました。
毎年6月に開催された本社エルムフルトでのプレス用プレゼンでは、最初の作品NACKA(ナッカ・・・これは中村さんのニックネームなんだそうです)を30秒で組み立ててみせたとか。研究を重ね、入社4年めに創りだしたPOÅNG/ポエングが商品化へ成功。商品化されたデザインには、自分のノートにはなまるマークをつけていったそうですが、これがとてもかわいらしい!
「ぼくが好きなのは‘カジュアル’じゃなくて‘ジーンズ’。毎日使うものなら丈夫で長持ちなのが一番だよね。ずっとこだわり続けたコンセプトだけど、まさかPOÅNG/ポエングがこうして日本へやってきて今、日本人の皆さんが愛用してくれてるなんて想定外のハプニング。日本へ渡って来てこの商品の良さがお客さんと共有できるなんて、とても感謝しています。」
最後にひとことアドバイス
「僕みたいな小柄な人間は枕になる箇所がちょっと高い、だから枕の後ろにゴムをつけて下に降ろして使ってます。皆さんも自分の体に合わせてカスタマイズしてくださいね」
雨が降りしきる寒々とした天気の1日でしたが、中村さんとPOÅNG/ポエングたちがIKEA船橋をすっかり陽気にしてくれました。
アウトドア商品もまもなく登場します。ぜひストアのアームチェアでスウィングしてみてくださいね。
中村さんのスウェーデンでの生活やPOÅNG/ポエング誕生までの秘話など、詳しくは8月発行予定のIKEA FAMILYの特別冊子で紹介していきます。ご期待ください。
Ayu
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