毎日行うスキンケア。日々積み重なっていくものなので大切とは知りつつも、忙しさで手を抜いてしまったり、正しいやり方が何なのかわからなかったりもします。このスキンケアを毎日適切に行っているかどうかで、数年後、数十年後のお肌状態は全く変わってきますので、ちゃんと効果的なお手入れをしたいところですよね。この記事では、スキンケアの基本のおさらいと、お肌に効果の出やすい化粧品の塗り方についてお話していきます。
スキンケア化粧品のそれぞれの役割
スキンケアとは何のために行う?
スキンケアとは、お肌を健康に美しく保つために化粧品でお手入れをすること。また、化粧品の役割はお肌を清潔にして肌のトラブルを防ぐことです。全てのスキンケアに共通して、適量を優しくお肌に塗布することが大切です。
それぞれの化粧品の役割
・クレンジング
クレンジングは、メイクや日焼け止めなどの油溶性の汚れを落とすことです。
・洗顔
汗やほこり、皮脂など水溶性の汚れを落とすことが洗顔です。メイクをするしないに関わらず毎日するべきものになります。
・化粧水
肌に潤いを与え整えることが目的。保湿成分や美容成分を与えることで、次のステップの化粧品を馴染ませやすくします。
・美容液
肌に足りない美容成分を補給するもの。他のスキンケア化粧品に比べて美容成分が凝縮されている傾向にあります。こちらはそれぞれの肌悩みにより必要な成分が変わってくるため、選ぶ際には自分の肌に必要な成分が配合されているものを選ぶ必要があります。
・乳液
水分と油分を補い、肌を柔らかくします。
・クリーム
肌に油分を補い、やわらげバリア機能をサポートします。
全て必ず使う必要はありませので、それぞれの化粧品の役割把握して取捨選択するのがスキンケアのコツになります。
スキンケアの順番
まずは洗顔で清潔に
手をしっかり洗い、顔周りはヘアバンドやカチューシャなどですっきりとさせましょう。ここが意外と重要で、顔周りがちゃんと洗えないとすすぎ残しで肌が荒れる原因になります。また、クレンジングの際はゴシゴシ洗わずに、優しくクルクルと汚れを浮かしていきましょう。
化粧水、美容液、乳液、クリームの順番
スキンケアで清潔さの次に大切なのが、化粧品をお肌に塗る順番。順番を間違えてしまうだけでも、お肌への効果は薄まってしまいます。
クレンジング/洗顔をしたら素早く、
・化粧水
・美容液
・乳液
・クリーム
上記の順番でケアをしてあげてください。
化粧水は一番最初にお肌を潤す、整えるものですので洗顔後の乾燥しやすいお肌には素早く塗ってあげてください。手やコットンなどを使いお肌に浸透させることで、次のステップの化粧品が馴染みやすくなります。
化粧水の次に来るのが美容液。この順序、乳液と間違える方が多いのですが、美容液が先です。なぜかというと、美容液は基本的に水溶性。乳液やクリームの油分が先に乗ってしまうと美容液の成分を弾いてしまい、折角の効果が半減してしまうのです。美容液は安くないものが多いですし、ここの順番には気を付けましょう。
化粧水、美容液が塗り終わったら、今度は乳液やクリームなど油分を含むケアになります。使用はどちらかでももちろん効果はありますし、もしどちらもということであれば先に水分を含む乳液をしてからクリームで仕上げましょう。
また、スキンケアステップの全てに共通して、内側から外側、下から上方向に向かって優しく伸ばしていくのがポイントです。
朝晩のスキンケアステップ
夜は日中のメイクや皮脂、外気などの汚れが肌についてしまっている状態のため、しっかりとクレンジングをする必要があります。ですが、朝の汚れといえば、寝ている間にかいた汗やついてしまったほこり程度。朝と晩ではステップが変わりますので、それぞれのタイミングに適切なケアをしましょう。
・朝のスキンケア
洗顔→化粧水→美容液→乳液またはクリーム→日焼け止め
・夜のスキンケア
クレンジング→洗顔→化粧水→美容液→乳液orクリーム
朝は基本的にはお肌を清潔にもどし、日中に備えた保湿や日焼け止めケアが大切です。夜が一日の肌ストレスをリセットするように、クレンジングをしっかりして保湿などでダメージを補ってあげましょう。
スキンケアは、塗り方が重要!
量は十分に、たっぷりと
スキンケア化粧品は安くはないですし、ついついケチりたくなるところ。ただ、ケチった結果効果が出にくくなってしまっては折角化粧品でお手入れをした意味がありません。それに、クレンジングなども含めたスキンケア全てに言えることですが、摩擦は肌への刺激になります。量を少なくしすぎると肌への摩擦が起こりやすくなりますので、適切な量を塗るようにしましょう。
摩擦など肌への刺激をなるべく避ける
上記でも触れましたが、お肌への摩擦はトラブルの元です。刺激があることはなるべく避けましょう。例えば、コットンを使っている方は摩擦の起こりにくい柔らかい素材のものを使い、化粧水をたっぷりと含ませて肌への負担を減らすようにしましょう。また、頬杖をついたり肌をこするような生活習慣もお肌には負担になりますので避けましょう。
つけすぎは厳禁
化粧品はつけすぎても、つけなさすぎてもお肌にとってはマイナスになります。例えば化粧水をつけすぎてしまうと、お肌の余分な水分が蒸発する過程で必要な水分まで蒸発し乾燥に繋がりますし、お肌の奥の部分がふやけてバリア機能が低下します。乳液やクリームなどの油分のつけすぎはテカリやべたつきの原因になります。基本的に、お肌に必要以上を与えるとお肌は甘えますので、自己治癒力という肌力も低下し美肌からは遠ざかります。過ぎたるは猶及ばざるが如しとも言いますし、折角お金をかけてお化粧品を揃えているのですから、沢山塗って逆効果になってしまっては勿体ないので、適量を守りましょう。
まとめ
基本を抑えられれば全く難しくなく、手間なくキレイを目指せるスキンケア。それぞれの化粧品の役割や効果を把握して、正しい順番で毎日ケアをすれば、お肌はそれに応えてくれます。気張りすぎず、無理なく、あなたのお肌に合ったスキンケアで日々のお肌を労わってあげてくださいね。