3月の英国新車販売台数が前年同期比18.2%増の287,825台となり、公開された業界データによると、電気自動車（EV）の販売は過去最高を記録しました。サプライチェーンの問題が緩和される中、2023年第1四半期は2019年以来最も強い3か月間となりました。
エンジン種別別に見ると、95,479台がガソリン自動車、65,638台がディーゼル自動車、46,626台が電気自動車となっています。電気自動車の販売台数は過去最高を記録し、前年同期比18.6%増となりました。一方で、ガソリン自動車が新車の56.3%を占めているため、電気自動車はまだ少数派です。
自動車業界団体である「Motor Manufacturers and Traders（SMMT）」のCEOであるMike Hawes氏は、「過去最高のEV販売台数は、消費者の選択肢が増え、供給量が改善された結果だが、EV市場の電化戦略と規制を守るためには、インフラ投資が追いつかなければならない。」と述べました。SMMTは、9か月以内に施行されるゼロエミッション車両規制の成功のためには、公共充電インフラへの投資拡大が必要不可欠であると指摘しました。
リースカー比較ウェブサイトLeaseLocoのCEOであるJohn Wilmot氏は、「現在の報告された数字は、新型コロナウイルス感染症以前の水準を下回っているため、まだ自動車産業が難局から抜け出したと宣言することは愚かだ。」とのコメントを発表しています。
新車販売の伸びが続く一方で、英国では、9か月以内に実施されるゼロエミッション規制に適合するために、公共充電インフラの投資が必要不可欠であることが指摘されています。これまでの自動車市場の流れを受けて、今後もEV市場は拡大していくことが予想されます。
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