クイーンズランド州政府は、オーストラリアのどの州・準州よりも恩恵が大きい自動車補助金を導入しました。対象のドライバーは、68000ドル以下の価格の新型EV購入に対して6000ドルのリベートを申請することができます。7月からは、最大価格が68000ドルに引き上げられ、これまで8車種しか適用されていなかった補助金対象車種も20車種に拡大されました。中でも、オーストラリアで最も売れているテスラモデル3も対象となります。
ただ、条件として年収18万ドル以下の世帯に限られるわけですが、3000ドルリベートを申請済みの人も再評価を受け、6000ドルに増額することができます。来年7月からの新しい要件については、オンラインで申請フォームが提供される予定です。また、年度末に購入された新車の購入証明書を保存しておくことを勧めています。
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これにより、クイーンズランド州はオーストラリアのどの自治体よりも多額の補助金を提供することになり、西オーストラリア州が2022年5月に導入した3500ドルの補助金を上回りました。
この決定については、自動車クラブ「RACQ」も支持しています。「RACQは、世界が持続可能な輸送機関に移行するにあたり、クイーンズランド州民が置き去りにされることがないようにすることが重要だと考えています。その一環として、電気自動車をより手ごろな価格にすることが必要です。 州政府が新しいEV(電気自動車)リベートを6000ドルに倍増したことを喜ばしく思います。 この決定により、EVが手頃になり、モータリストが次の車を購入する際にはより多くの選択肢ができるようになります。 オーストラリア人とクイーンズランド州民が持続可能な車に対する需要が高まっており、できるだけ電気自動車を手ごろな価格にし、使い勝手の良いものにする必要があります。新車市場により多くのクリーンな車両を導入できれば、中古車市場でも、実際の手ごろさや受け入れの早さにつながることでしょう。」
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クイーンズランド州政府は、2030年までに新車販売の50%をゼロエミッション車両にする目標を掲げ、2036年には100%にまで増やすことを発表しています。
電気自動車のリベートを受けるための条件や適用車種などは、オンラインで確認することができます。
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