ドイツのカスタムバイクショップ、Thunderbikeが手がけたHarley-Davidson Breakoutには、目を見張るほどのゴールドが使用されている。2020年にアメリカ市場から姿を消した前世代のBreakoutに対する欧州カスタムバイクシーンの人気は高く、Thunderbikeはジーピースタイルのカスタムオプションを展開している。今回紹介するカスタムモデルも、トラックロードのゴールドやトリッキーなコンポーネントが満載だ。
Breakoutの特徴であるロング、ローのスタンスは、リア周りの改良によってさらに高められている。リアタイヤは、カスタムゴールドホイール(幅260)に変更され、スリムな片持ちアームで固定されている。また、このアームには、カスタムゴールドのプーリーと、Buell風のパーシメータディスクも組み込まれており、乗り心地を向上させている。さらに、エアライドサスペンションが使われており、カスタムフェンダーの下に隠されている。ボタンを押すだけで、ライドの高さを変更することができる。
フォークには、フルアジャスタブルなBituboユニットが取り付けられ、23インチカスタムホイールと340ミリのペタルローター、ブレンボモノブロックキャリパーでクランプされている。内側のフォークチューブとホイールはゴールドで仕上げられており、カスタムフェンダーとフロントセクションも満足のいくものになっている。
エンジンはMilwaukee Eight 114 V-twinで、元々119ポンドフィートのトルクを生み出すが、今回はフルシステムのエキゾーストとScreamin’ Eagleエアフィルターによって更なるパワーアップが図られている。また、マフラーにはゴールドのインサートが施されている。
カスタマイズに使用された多くのコンポーネントは、Thunderbikeのカスタムパーツカタログから単品で注文することもできる。Thunderbikeが手がけたカスタムバイクは、このように目を見張くほどのパフォーマンスとデザインを備えており、その手腕に定評があるだけあって、需要は年々高まっている。
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