ライドシェア企業のリフトは、新型コロナウイルスの影響による需要低迷に苦しんでおり、同社の株価は80%以上下落しています。このため、同社の共同創設者であるグリーン氏とジマー氏は、 LyftがV字回復に向けて躍進するために、役員職を辞任することを発表しました。彼らの後任には、Amazonでの経験を持つデビッド・リシャー氏が就任する予定です。
同社の不振に対する対策として、Uberはライドシェアサービスと共に食品配達サービスも展開し、需要の回復につながっています。ウーバーのライダー数は前年度の水準まで回復しましたが、リフトはまだ回復の道を見いだせていません。ウェビュッシュ・セキュリティズのアナリストであるダニエル・アイブス氏によると、リフトは今後、買収を検討する可能性があるとされています。現在の市場価値は約40億ドルで、2019年末時点の約140億ドルから大幅に下落しています。
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デビッド・リシャー氏は、「このビジネスを新たな成功のレベルに引き上げる準備ができている」とコメントしています。リシャー氏は、Amazonの37番目の従業員として採用され、同社の創業者であるジェフ・ベゾス氏から感謝の言葉を届けられたこともある実績を持ちます。
新型コロナウイルスの影響により、eコマースの需要も低迷している中、Amazonには27,000人のレイオフが発表されています。Lyftのニュースについては、株価にも影響を与えることが予想されます。
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ユーザーが自宅待機を余儀なくされている中、Lyftの回復はまだ先が見えていません。リシャー氏の就任後、同社の株価の動向に注目が集まります。
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