日韓自動車メーカーKG Mobility(旧称:Ssangyong Motor)は、約1年前の破産から復活し、新型電気SUV「Torres EVX」を発表しました。
KG Mobilityは、バイエルン金属グループが2022年9月に同社の過半数の株式を買収した後、初めての電気自動車を開発しました。そこで同社は、昨年のソウルモビリティショーで4つの新型車両とともに、Torres EVXを発表し、自動車業界を驚かせました。
Torres EVXは、BYD社のリチウム鉄リン酸塩(LFP)バッテリーを搭載し、1回の充電で500km(310マイル)走行可能です。韓国での価格は、補助金を受けて4000万ウォン(約30,700円以下)に設定されます。このSUVは、若い世代をターゲットにしており、LFPバッテリーは安全性が高く、その理由で他の自動車メーカーでも採用されています。
KG MobilityのCEOであるJeong Yong Won氏は、「今回再構築のすべての手順を正常に完了し、新しい大株主を迎えたことをうれしく思います。これ以上破綻することがないよう、お約束します」とコメントしています。
さらに、同社の会長であるKwak Jaesun氏は、「BYD社との長期的な提携を維持するつもりです」と述べ、欧州がEVに対する中国資源への依存を減らす計画について尋ねられた際には、「BYD社は私たちの(バッテリー)サプライヤーではありません」と答えました。
Torres EVXは、今年の後半に韓国と欧州で発売されます。KG Mobilityは、競合他社に追いつくために、今後も新しいテクノロジーを積極的に採用し、市場での競争力を強化する予定です。
【編集:オートメーション日本語チーム】
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