フランスの自動車メーカー、ルノーは、電気自動車(EV)事業を分社化し、アンペールという名前の上場企業にする計画を立てている。Bloombergが匿名情報源によって伝えたところによると、ルノーは最近、潜在的なipo引受人に提案のリクエストを送信し始めたという。同社は、第4四半期にはアンペールをユーロネクスト・パリに上場することを検討しており、約100億ユーロ(約1,100億円)の評価を目指しているとされる。ルノーは現在、EVアセットを切り離している。同社のCEOルカ・デ・メオ氏の下、社内の経営者約15人がアンペールプロジェクトを推進するために任命されることも内部発表されたばかりである。

同社は、EV開発のための資金調達を目的に、大規模な改革に着手しており、ステランティスなどのより大きなライバルとのギャップを狭めることを目指している。同社のアライアンスパートナーである日産は、アンペールの15%までの購入を約束し、アライアンスの3番目のメンバーである三菱自動車も投資を検討している。最大のスマートフォンプロセッサメーカーであるQualcommも、同社にバックアップを提供するつもりである。

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しかし、欧州では、株式市場の動揺や暗い経済見通しにより、主要なIPOが不足しており、このような市況が続く中で、アンペールの投資案件が如何に異なるかという説明が不可欠とされている。Jefferies証券のアナリストPhilippe Houchois氏は、3月20日のノートで、「ピュアプレイEVストーリーへの投資家の食指が落ちてきたことが、アンペール投資事例がどのように異なるかを説明しなければならない圧力を管理陣にかけることになった」と説明している。Houchois氏はまた、「QualcommやGoogleとの深い協力は、ルノーがより低い実行リスクと直感的なソフトウェアソリューションでより大きな競合他社を追い越すか、あるいは飛び越えることを助けるはずだ」とも述べた。

ルノーのアプローチは「今までにないほどに、将来のバッテリーEV製品の開発と製造能力を囲い込むことに注力している」ともHouchois氏は指摘している。

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なお、同社は昨年、小型EVとして生産すると発表したルノー5コンセプトカーの詳細な仕様も発表されている。

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By RRR

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