2024年モデルのポルシェ・カイエンが公開されました。昨今の自動車界に欠かせないプレミアムSUVの一角を占め、2年前に発売された第3世代カイエンのミッドサイクルリフレッシュが行われました。最初の公開は上海モーターショーで行われ、米国内でも既に発注が開始されています。価格は$79,200から始まりますが、配送料や取扱手数料は含まれていません。

カイエンには、3種類のパワートレインが用意されています。基本となるのは、過給された3.0リットルターボV6エンジンで348hpを発揮する仕様。これは、新型の更にパワフルな(174hp)電動モーターと組み合わせたカイエンE-Hybridでも使用されており、その結果、463hpを発揮します。バッテリー容量も17.9kWhから25.9kWhに増加し、最大11kWのAC充電が可能になりました。

古くからある4.0リットルツインターボV8エンジンを搭載するカイエン・ターボGTは、19hpの追加パワーとともに出力650hpに達し、0-60mph(96kph)を3.1秒で走り抜けることができます。そして、今回のリフレッシュで特に注目を集めるのは、カイエンSのヴァリエーションです。この車種では、V6エンジンを採用せずにV8エンジンに戻ってきました。最新の4.0リットルツインターボエンジンにより、468hpの出力を発揮し、599Nmのトルクを発揮します。これにより、0-60mph(96kph)を4.4秒で走り抜けることができ、スポーツクロノパッケージを装備すると最高速度は169mph(272kph)に達することができます。

カイエンは、約20年前に導入され、自動車業界に大きな影響をもたらしました。今回のリフレッシュにより、新しいデザインや性能が加わり、プレミアムSUV市場でさらに競争力を持つことができるようになりました。価格からみると、カイエンは、ベントレー・ベンテイガ、アストンマーティンDBX、ランボルギーニ・ウルス、ロールスロイス・カリナン、715hpのフェラーリ・プーロサング、そして738hpのBMW XMラベルレッドから抜け出すことはできません。しかし、プレミアムSUV市場において、カイエンは引き続き存在感を示し、進化を続けることで、今後ますます競争力が強化されることになるでしょう。

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