アウディは、大規模なEV製品導入に備えて、モデルラインナップの名称を変更すると発表しました。CEOであるMarkus Duesmann氏は、フル電気車両には偶数、内燃機関車両には奇数のナンバリングを導入することを明らかにしました。プラグインハイブリッド車も内燃機関車両にカウントされます。先週、アウディの年次報道会見でDuesmann氏は、偶数は純電気車のみに使用され、奇数はプラグインハイブリッドも含む内燃機関車両を指すと語りました。この変更は、ドイツの新聞であるHeilbronner Stimmeが最初に報じました。
“私たちは新しい電動車両モデルを導入し、そのために自社の命名規則を再編成しています”とDuesmann氏は述べました。
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現在、アウディのアルファベットナンバリングモデル名は、動力源に区別がないままです。小型のA1から始まり、フラッグシップセダンであるA8、Q8 SUV、スポーツカーのR8まで揃っています。ドイツのライバルメーカーBMWとMercedes-BenzはEV専用の命名規則を採用しており、Mercedesは文字列に「EQ」を追加し、BMWはナンバーシリーズに「i」を追加します。
メルセデスは、2024年からEQの名称を廃止する予定です。アウディは、すでに一部の車両の名称変更を開始しており、今年初めに更新されたE-tronはQ8 E-tronと改名されました。アウディの次のフル電気車両は、中型のQ6 E-tron SUVになる予定で、E-tron GTが改名されるかどうかDuesmann氏は明言していません。
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新聞レポートによると、A4とA6の内燃機関モデルは、それぞれA5とA7に改名されます。現在のA5とA7は内燃機関モデルの直接的な後継車種を持たず、新しいA4とA6の名前との混同を排除することができます。
アウディは2019年に大型SUVであるE-tronを発売し、E-tron GTと呼ばれる大型の4ドアスポーティセダンも販売しています。アウディの新しいEVモデルがいずれ登場するとしても、その名前に偶数が使用されることになります。この命名規則の変更によって、アウディはEV製品の加速に向けた準備を整え、メルセデスやBMWなどのライバルメーカーに対抗しうる強力なポジションを築くことになるでしょう。
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